今回は「共依存」のお話です。
人は気づかないうちに共依存をしてしまうことがあります。
相手がいないと生きていけない。その場合は自分が頼る側でもあれば、頼られる側でもあります。(共依存には色々な形があるんですよね)
共依存を長年していて、そういう体質になっていると、断ち切るのはなかなかに難しいです。
しかし、不可能ではありませんし、やる価値はあります。
自分の人生を生きるために、共依存は手放していきましょう。
共依存をひとつ断ち切るのは難しいけど、やる価値あり
共依存を断ち切るメリットは、下記の通り。
- 相手の機嫌や態度、言動などに振り回されなくなる
- よく分からない疲労、ストレス、病気などが減る
- 健全な人間関係を築けるようになり、豊かになる
それぞれ説明していきますね。
相手の機嫌や態度、言動などに振り回されなくなる
共依存をやめることができると、相手の機嫌などに振り回されることが少なくなってきます。
だって今までは、共依存する相手をコントロールしようとしたり、逆にコントロールされようとして、振り回されてきたじゃないですか?
共依存を断ち切ることができれば、
相手が何を言っても、自分の考えはこう。
自分の今の機嫌は、自分で選んでいるもの。
こんなふうに、他者軸→自分軸で生きることができるようになってきます。
よく分からない疲労、ストレス、病気などが減る
共依存をやめると自分軸で生きられるので、人生がシンプルになってきます。
そのため、今まで感じていた共依存によるストレスがなくなり、それによる二次災害(ストレス、疲労、病気)なども減ってきます。
実際に私も、ストレスで扁桃腺をよく腫らしていたのが、全くなくなりました。(扁桃腺除去の手術も考えていたくらいだったのに!)
健全な人間関係を築けるようになり、豊かになる
共依存を断ち切るメリットの最高点は、ここにあります。
「健全な人間関係を築ける」って本当にいいことなんです。
共依存をしているときは、クローズド(閉鎖的)になりがちですよね。例えば、私の場合は、夫とだけ。母親とだけ、みたいな、少ない人間関係でした。
すると、どんどん引きこもりになったり、夫や親以外の世界を知らないので世間知らずになったり、「自分の世界がおかしい」と気付けなくなって泥沼にハマってしまいます。
しかし共依存から脱することができれば、「外の世界って楽しいかも」とか、「もっと気の合う人を探してみたいな」などという風に、自分の殻から飛び出すことができるようになってきます。
健全な人間関係には「共依存」はありません。だから、気持ちのいい人間関係が築け、人生が豊かになるんですよ。
共依存をひとつ断ち切った後に起こること
続いて、共依存を断ち切った後に起こることをお話ししていきますね。
- 他の共依存者に気づくことができる
- 共依存をしない体質になってくる
共依存を断ち切ると、この2点によって人生が変わっていきます。
他の共依存者に気づくことができる
共依存者をひとり断ち切ることができると、別の共依存者に気づくことができます。
私の場合はまず夫。そして次に母親でした。
共依存は最初、自分では全く気づくことができません。でも何かのキッカケで気づくことができることもあります。
共依存への「違和感」を大事にすることで、「あれ?!この人との関係性もなんかおかしいかも!」というふうに、気づくことができます。
共依存者は、一人だけとは限りません。特に長年共依存をやっているとその習慣が身についてしまって、共依存者を引き寄せる体質になっている可能性が高いです。
共依存しない体質になってくる
共依存者をひとり断ち切ることができたのなら、もう「共依存」というものに嫌悪感を抱き始める人が多いと思います。
すると、別の共依存者も寄せ付けなくなり、次第に共依存しない体質に変わっていきます。
「この人は共依存してくる人だな」というふうに肌感覚でもわかってきて、共依存者を寄せ付けない予防線も貼れるようになってきます。
すると、人生は良い方向にどんどんいきますよ。
共依存は苦しい!健全な大人なら相互依存を目指そう!
共依存をやめて健全な人間関係を保てるようになると、人は「相互依存」というものをしだすようになります。
相互依存とは、自分も相手も自立していることが条件で、その上で「助け合い」ができること。相手がいなくちゃ何もできない!相手を支配したい!という暗い面はいっさいありません。
なんとも気持ちの良い人間関係ですよね。
相手がいないと出来ないことを、相手がやってくれる前提で生きていくのは、自分も相手にもプレッシャーのかかることなんです。
だから共依存は本当にやめた方がいいんですよね
共依存に気づき、「共依存っておかしいかも」という違和感を大事にし、共依存をやめる。
すると、身近な人にもっと共依存者がいると気づき始めるようになります。
今までその閉鎖的な人間関係の間で、共依存が行われていることに疲弊しながらも、「当たり前だから」と思ってきましたよね。
「どうしてこんなに苦しいのだろう」と思っても、共依存者同士の癒着が激しく、なかなか剥がせません。
しかし、不可能ではありませんし、やるメリットは大きいのです。
共依存はひとつ断ち切ってみると、芋づる式にどんどん他の共依存も手放すことができるんですよ。
共依存を断ち切った先が、正しく明るい世界です。
人間関係ってこんなに単純で楽しく、明るいものだったんだなと気づくことができるようになるはず。
まずは共依存への「気づき」と「違和感」を感じるところから始めていってくださいね。
きっと全て、断ち切ることができるはず!
すると、人生は全く別のものになっていきます。もちろん、いい方向にですよ。
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