好きなこと、親から否定されてきませんでしたか?
好きなことを子供の頃に親から否定されて育つと、大人になってから「役に立つこと」ばかり探そうとします。
好きなことを否定されて育つ
好きなことを否定されて育ちました
私は親から好きなことを肯定されて育った記憶がありません。
もしかしたらあるのかもしれませんが、それよりも好きなことを否定された記憶が強いからです。
例えば、楽しそうにゲームをしていると「そんなことやってないで勉強しろ!」と言われたり、
素敵だと思った髪型にしたいと思っていると、「そんな髪型おかしい!変!」と言ってきたり・・・。
で、何を押し付けてくるかというと、親の価値観ですね。その価値観は、だいたい世間体のことが多いです。「周りからどう見られるか」を異常に気にしているから。
「学校へ行きたくない」と言っても、なぜ行きたくないのかを聞かず、「周りの子はみんな行ってるよ」(だから行きたくないあんたがおかしい)というふうに、常識を押し付けてきます。
好きなことも同じで、親が気にいるか、世間から外れて見られないか、というのを基準にジャッジしてきます。
なぜ好きなことを否定する?親の心理は
なぜ子供の好きなことを親は否定してくるのでしょうか。
それは、
- 自分が子供の頃は好きなことをするというわがままが許されなかったから(いわゆる嫉妬)
- 好きなことなんてやっても役に立たないと思っているから
- 好きなことを宣言するなんて生意気だから(子供を所有物と思っている証拠)
- 親が苦労しているのに子供が好きなことをするなんて許されないから
- 周り(近所や友達など)になんて思われるか不安だから
・・・などなどが挙げられるでしょう。
親は社会で苦労してきたので、好きなことが役に立たないことだと決めつけています。だから、子供にそんな道を歩ませたくないと思っています。
心配する心優しい親とも取れますが、これはただの親のエゴ。
子供が好きなことばっかりやって、将来役に立たない人間になってしまったら、困るのは親たちだと思っているので、そういう可能性を潰しておきたいんです。
好きなことを否定されて育つとどうなる?
子供の頃親から好きなことを否定されて育つと、
- 自分の好きって変なのかな?という自己肯定感の低さ
- 何が好きなのかわからなくなる
- 好きなこと=悪いこと、というセルフレッテル
- 好きなことをすると人目を気にしてビクビクする(心から楽しめない)
- 好きなことばっかりしてたらダメ!役に立つことをしなきゃ!と思う
こんな感じの生きづらさ満載の人間が出来上がります。
例えば「ゲームなんてやってないで勉強しろ!」と言われて育った人は、ゲームをするたびに
「こんなことしてて良いのかな」と罪悪感を覚えるので、まるでゲームが悪いかのようにコソコソ楽しむようになります。
もしくは、遊んでいても「こんなことしてる場合じゃない」と急に冷めてしまい、ゲームが心から楽しめません。
「役立つことしなきゃ」と自分に鞭を振るうようになります。
親から否定されたことは全部ウソ
親は完璧ではありません。だから教育が間違っているのも仕方のないことです。
それは残念なことですが、逆にこういうふうにも考えられます。
親が否定してきたことも、全部正しいとは言えない。
ゲームが間違っていると親が主張するのなら、今、任天堂やSONYを作った人たちは、親はどう思うのでしょうか?
親より遥かに実績を叩き出していると思います。その「ゲーム」で。
「遊ぶ」ということに罪悪感を持っていたら、任天堂やSONYは作られていないでしょう。
あくまで育ってきた環境で「役に立とう」としてしまうあなたがつくられてしまっただけです。
人はみんな生まれた時点で役に立っています。毒親の思考に惑わされないでください。
まとめ
親が子供の好きなことを否定してくる理由としては、周りに回って「親が困るから」という自己防衛のためと言える。
好きなことを否定されて育つと好きなことを楽しめなくなり、役に立とうとすることばかりする。それが生きづらさの原因だ。
「自分たちが好きなことできなかったんだからお前もやるな」という主張は100%おかしい。
その洗脳状態を解き、好きなことを心から楽しもう!!
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