自分自身ときちんと向き合っていない人ほど、自分以外のことで問題を作り出しているなあと感じています。
理由は単純で、自分以外に問題があれば、自分自身に目を向けなくて済むからです。
どうして自分自身から目をそらす?
自分と向き合いたくない人は、自分を知るのが怖いっていうのが一理あると思います。
自分を知るって、もしかしたらこれまで築いてきた自分がひっくり返ってしまうような出来事になるかもしれないからです。
「未知なるもの」って怖いんですよ。
例えば、学校で転校生が来たらみんなヒソヒソしてませんでしたか?
これも「未知なる恐れ」からくるものです。
「あいつは自分たちを脅かす存在かも知れない」という恐怖から、みんなで結託してヒソヒソすることで安心感をえているのです。
でも、徐々にその人のことを知っていくとヒソヒソしなくなりますよね。
得体の知れないものは怖い。ダークホースとかいう言葉もありますね。
自分以外に問題をつくる(行き過ぎはヤバい)
自分と向き合いたくない人は、自分以外に問題を作り出すことによって逃げています。
特に親が子供に行う場合は最悪です。
親が自分のことを棚に上げて、「あんたはなぜこうなの!ああなの!」と言ってきている場合、子供はアダルトチルドレンになる可能性が高まります。
自分の人生と向き合うよりも、
- うちの夫は気が利かない!家事ができない!
- 子供がいうことを聞かない!口答えばっかりする!
- 職場の人が仕事遅い!おしゃべりに夢中でイライラする!
などと、「他人のこと」を愚痴ってた方が楽なんですよね。
これがさらに加速すると、
- うちの夫は気が利かなくて・・・もしかしてアスペルガーなんじゃないか?
- うちの子、偏頭痛があるっていうんですが、もしかして重要な脳の病気じゃないか?(どーなの先生?!😡)
- お隣の山田さん、ご主人が職場の人とうまくいっていないらしい。私が行って介入してあげようかな?
ということにも十分なりえます。
問題を作り出す、という行為です。
実際に私も子供の頃、喘息のことで大騒ぎされ、何度も検査+入院させられてました
こういう時、考え方は「相手」に集中していて、自分のことは疎かになっています。
相手の問題に介入している時、「目がキラキラ🤩」と生き生きしている人は要注意です。
これで自分の問題(人生)から目が背けられるわぁ
と思っているからです。
相手に問題があるかなんて見方によって変わったりするし、ましてや相手の問題は相手の問題です。他人が最初から介入することではありません。
その問題をあたかも「作り出す」かのように取り上げて、自分の問題から目を背ける人は、自分の人生に全く責任が持てていない状態といっても良いでしょう。
問題が絶えない人は注意すべし
よく周りにいませんか?
一難去ってまた一難、という人。
そういう人って、本当はそんなに問題があるわけではないんですよ。ただ、ひたすら「作り出している」。
いつも忙しそうにしている。いつもトラブルに巻き込まれている。いつも周りにイライラしている。
でも本当は、
- いつも忙しそうにしていれば自分から目を背けられるから
- いつもトラブルに巻き込まれていれば自分から目を背けられるから
- いつも周りにイライラしていれば自分から目を背けられるから
ということなんですよ。
自分と向き合えない他人の問題ばかり介入する人がすべきこと
- 自分と他人の問題との間に線引きをする(課題の分離)
- 自分の問題にきちんと向き合う
こういう自分の問題から目を背ける人に必要なのは、自分の問題と「他人の問題」との間に線引きをすることです。
アドラー心理学で「課題の分離」と言います。
他人の問題に介入して良い時は、他人が絶望的になっている時か、他人から直接アドバイスや助けを求められた時だけです。
さらにいうと、「あの人はきっと今絶望的だと思うから介入しよう!」ではなく、「何か手伝えること、助けになれることがあったら言ってね」くらいにしか声をかけてはいけません。
これ分かってない人が多くて、他人の人生を生きようとしている人が多すぎ。結果的に、自分の人生が疎かになる。
課題の分離がきちんとできていれば、いやでも自分から目をそらすことができなくなります。
自分と向き合うのは大変なことですが、自分を知っていくのは喜びに満ち溢れたものです。楽しすぎて他人どころじゃなくなりますよ。
自分のことに集中して生きていると、人間関係もうまくいきます。
例として、親に「勉強しろ!」と言われると一気にやる気がなくなる現象あるじゃないですか。これを当たり前のように他人にやってしまうわけです。
- 求められてもないのにアドバイスする
- 求められてもないのに助けようとする
- 求められてもないのにお節介を焼こうとする・・・
先回りして他人のことをやろうとすると、人は誰しも「ウザい」と潜在的に思うもの。
けれど自分のことに集中し、他人の人生に口出ししなければ、雰囲気やオーラが良くなります。
先回りしてあーだこーだ言ってこない人というのはそれだけで癒しのエネルギー溢れた人であり、そういう人にみんな、相談や助けを求めたくなるものです。
まとめ
自分と向き合いたくない人ほど、他人の問題に介入したがる。
それは行き過ぎるとどんどんエスカレートする。例えば他人に問題が全くなくても、「実はあの人ってヤバいトラブル抱えてるんじゃない?!」と思い込み、「問題を作り出す」ということをし始める。
問題を作り出してしまえば、自分から目を背けることができるので願ったり叶ったりだ。そういう人になってはいけない。
自分と向き合うためにも「課題の分離」を徹底的に学び、実践していく必要がある。
自分を知って自分の人生を生きることは、大変だけどめちゃくちゃ充実に溢れていて楽しいことだ!一度しかない自分の人生を目一杯生きよう!!
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