いわゆる毒親のもとで育ちました
毒親って、それぞれの家庭において見解はさまざまです。
人によって毒親と思わなかったり、周りから見ても毒親とは思えないが、子供本人は毒親だって思ってたりとか。
でも、何が正解かは分からないと思います。
このページでは、「わざわざ子供に与えたものを、取り上げる親」についてお話ししています。
ただ取り上げるのではなく、「与えてから取り上げる」という飴と鞭方式です。これによって子供は生きづらさを感じる大人になってしまいます。
親の思い通りに感情を左右されてきた
私の母親はヒステリック気味で、感情に左右されやすい大人でした。
自分の理解を超えることが起こるとすぐに、騒ぎ出しました。
何やってるのよ!どうしてそうなのよ!だから言わんこっちゃないでしょ!あれだけ言ったのに!聞かないからそうなるんでしょ!どうしてくれるのよ!なんでそんなことしたのよ!私たちがどれだけ苦労してると思ってるのよ!話聞きなさいよ!ギャーギャーgy〜〜〜!!!!ssfbcsxm?!?!?!
・・・・ぶっちゃけるとこんな感じでした。(笑泣)
ここで父親が味方になってくれたらちょっとは違ったと思うのですが、父親はそんなヒステリックの母を相手にするのをめんどくさがったのか、母の味方をして「援護射撃」することで、当たり障りなくいたと思います。
機嫌で子供を振り回す親
私は母親の機嫌に振り回されて生きてきました。
例えば、
母親の機嫌がいい時は、どこかに連れて行ってもらえる。何かを買ってもらえる。優しく接してもらえる。美味しい料理やお菓子を作ってくれる。
しかし、逆に機嫌が悪いと、
買ってもらったものを取り上げたりする。もうお前のために料理作らない、出かけさせない、とか言ったりされる。
それ欲しいの?じゃあ買ってあげるよ!何か食べたいもの作ってあげるよ!
と機嫌の良い時に言われ、それから親の機嫌が悪くなってくると・・・
口答えするならこないだ買ってあげたものを返しなさいよ!もうお前のために料理は作らないわよ!!こんなにやってやってるのになんでそんなこと言うのよ!!ギャーギャーgy!!
・・・となるわけなんです。
聞いてるだけで疲れますよね?
おそらく言っている本人も一番疲れたと思います。
ですが、擁護するつもりもありません。
与えてから、取り上げるは一番タチが悪い
今思えば、「与えてから取り上げる」ってすごくタチが悪いと思うんです。
よく居ますよね?振られた腹いせに、「今までプレゼントしたもの全部返して」って言う男!
そういうのと似ているんですよ。
特に子供ってまだ人生がわからないから、そういうふうに教え込まれると癖がつくわけです。
「機嫌がいい時に与えて、機嫌が悪い時に奪えばいいのだな」と。
実際に私も、プレゼント返せ男みたいな思考でいた時あったんで分かります…
与えてから取り上げる親は、自分の軸がブレブレです。
自分本位で振り回してるんだから、自分軸なんじゃないの?と思われるかもしれませんがそれは違います。
「子供がどういう状態でいるか」によって自分の機嫌を変えるという選択を取らされているので、他人軸です。
子供が親の期待にそぐわなかったら奪う。期待通りなら与える。
つまり、子供に振り回され、そして子供を振り回しているんです。誰も得することがない世界ですよ。
与えて奪う親元で育つとこうなる
そういう親元で育つと、「他人軸」で生きることが当たり前になります。
相手に言われたことを全て鵜呑みにして、一喜一憂するのです。
他人から振り回されて生きていくのが当然になります。
だから、他人から評価されることに必死になる割に、他人からどう見られているかを異常に気にして生きていくことになります。
本当に辛いです。
解決法は思考の癖を認知すること
こういう親元で育てられて生きづらさを抱える場合は、どうしたら良いのか。
それは、思考の癖を認知することです。
自分の親がどういうことを言ってきて、どういう態度をとってきたのか。思い返してみて、感じる違和感を大事にしましょう。
生きづらさに悩む大体の人が、「自分の親は嫌なところはあったけど、一応育ててはくれたし・・・」と思い込むんですよね。
いわゆる健全な親から育った子供は、この違和感がほぼありません。だから生きづらさも抱えません。
違和感を「育ててくれた恩」で無かったことにしようとすると、苦しくなります。
だから、「当時の頃を思いかえってみて、今自分が感じる違和感」というのを大事にしなくちゃいけません。
認知してから、少しづつ自分のインナーチャイルドを癒していってあげてください。(毒親の教育を抹消し、新しい知識を取り入れていきましょうね)
まとめ
親の機嫌で与えたものを取り上げたりされてきた子供は、生きづらさを抱える。
「相手を喜ばせると買ってもらえたりするんだ」と育てられたから、逆に、「相手に喜んでもらえないと自分に価値はない。何かしてもらうことはできない」と感じるようになる。無条件の受け取り、というものが信じられなくなる。
与えないともらってはいけない。と思いこむし、もらったら与えないといけないと思いこむ。
だから、「してあげたんだから、これやってよ!」というふうにもなる。
子供は本来無条件の愛を受け取ってもいい存在だ。
もしそういう幼少期でなかったのなら、親が「毒」を持っていたのだと疑っていい。
いい子にしたら飴、悪い子ならムチ。子供がそんな軍隊的なペナルティを受けていいはずがないのだから。
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