母親の過干渉に悩んだ著者の経験から、過干渉について気づいたことを書き出しました。
違和感
母親に感じた過干渉は、「違和感」として、日常的に現れることが多いなと思います。私の例ではこんな感じに。↓
身勝手な発言をされる
母親と話してると、めちゃくちゃ身勝手だなっていう発言が多く見られました。
例えば私が、勉強などに励みたい、集中したいと言った時に、「それじゃ私と話す時間がないじゃん」みたいなことを言われました。
まるでこちらの意思は無視。あなたも私と会話したいわよね!と言ったような過剰な自信にもとれます。(これって実は自信がないからやっていることだったりするんですけどね)
会話が一方通行
過干渉の母親ってよく会話をしたがりませんか?けれど、話しているとモヤモヤすることが多いんですよね。
その理由は、母親の一方的な会話の仕方にあります。
母親は話を聞いているようで、実は聞いていなかったりする。単に、母親が喋りたくてバーっと一方的に喋るだけで、会話というキャッチボールが全くできていない。
時には(というかしょっちゅう?)愚痴も聞かせてきたりして、時間や気力を奪い去っていく。本人はそれがコミュニケーションの一つだと思っているから厄介なんですよね。
食事や健康、美容のことなどに口出ししてくる
過干渉の母親に「食べ過ぎじゃない?」もしくは「もっと食べないと!」などと言われたことはないですか?
とりわけ太っているとか痩せているわけでもないのに、食事に口を出してきたりする。
- 体に悪いものばかりだめよ!
- あなたの好きなお菓子買っておいたわよ!
- 冷蔵庫にあれが入っているから食べてね!
こんなふうに、とにかく口にするものをコントロールしたがる。
ちなみにこれの目的は、私たちに本当に健康になってほしいからではなく、ただ単に「口を出したい=干渉したい」からであって、その証拠に、当本人の母親は、体に悪いものを平気で食べていたりするんですよね。心当たりありませんか?
確認行動をとってくる
どこにいるか、何をしているのか、何を買ったのか、何を捨てているのか、などをチェックをされていませんか?
具体的には部屋に入ったりしてあなたの状態や持ち物、何をしているかなどの行動をチェックしたり、ゴミ箱をあさったりなどされます。
郵便物や宅配便をチェックすることもあるし、場合によっては荷物を勝手に開封している、なんてこともあります。これは無意識化に行われているものもあり、本人は「開けるつもりはなかった」と言います。
確かに間違って開けてしまったことは嘘ではなかったりするんですが、それが「無意識化」と言うところが厄介なんです。
つまりそれって、あなたを干渉すること=それが当たり前になっている証拠だったりするから。
これ一番怖かったなと思います。意識して行動するよりも、無意識でやっている行動の方が、実は本当に怖いんだってこと。
過干渉をする理由は母親にあり
なんで過干渉なんてしてくるの!と思いますよね。
ほとんどの人は「踏み込まれる自分がいけないんだ」と思い込んでしまうと思います。
しかし、過干渉は間違いなく母親の問題なのであって、あなたの問題ではありません。
実はこれだけあなたのことを注目している母親ですが、本当は自分のことしか考えていません。普通は逆じゃない?と思うのですが。本当にあなたを尊重する人は、干渉してきません。
じゃあなぜ?と思うと思うのですが、
それは、母親自身が不安や不満などを抱えているのだと思います。それはインナーチャイルドであることが多いでしょう。しかし、それに気づけないので、なんだかむしゃくしゃする毎日を送っています。
そこで、それを解消するために「あなた」を利用します。あなたに注目している間は、自分のことを考えなくて済むからです。
あたかも私たち子供に関心があるから干渉してくるのだと思われがちですが、過干渉は、母親が自身のことばかり考えて、その不安や不満を私たちに「過干渉」としてぶつけてきているのですよ。
過干渉と自己投影の関連性
過干渉と自己投影は関連していると思います。
自己投影っていうのは、自分を何かに当てはめて、自分がそれの一部なんだと思い込むこと。つまり、母親はあなたのことを「自分」だと思っているということですね。自分の分身のようなものだと思っています。
なので、母親とあなたとの境目がすごくあやふやです。だから簡単に踏み込んでくるのです。
あなたを一人の人間として認めていない。まだまだ自分の子供だとか、むしろ自分の一部である、そんなふうに思っているでしょう。
だから、過干渉をするというのは母親にとって「当たり前」の行為として出るんですね。
まず気づいて認知することが大切!
母親の過干渉をどうにかしたいと思った時、まずすべきことは「自分は過干渉を受けている」「自分は踏み込まれている」「自分は自己投影されている」という意識を持つことが最優先です。
自分に問題があるのかも・・・という意識から、実は母親の方がおかしいのではないか、という意識に切り替えることが必要なんです。
これをしないと、いつまで経っても母親に踏み込まれる人生が続いてしまいますから。
あなたが感じた「違和感」「モヤモヤ」というのを、ぜひ大事に感じてみてください。
感じたことをノートに書いていくのも、客観的に見られるのでおすすめです。
まとめ
母親がしてくる過干渉は、母親自身の不安や不満の裏返し。あなたに干渉することで、それらに目を瞑る人生を送っていると言える。
あなたは「踏み込まれる自分が悪い」と思ってしまうと思うが、それは100%間違いであって、踏み込んでくる側に問題があることを、まず認知することが重要になってくる。過干渉からの脱却はこの認知からスタートする。
「何か噛み合わない」「何かモヤモヤする」という違和感は当たっていることが多いので、ノートなどに書き出して客観的に見ることをお勧めする。
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