「今月もお金がないな、どうしよう・・・」と困っている人はたくさんいると思います。
お金のことについて考えていると、すごく憂鬱とした気持ちになってきますよね。
このページで言いたいのは、「お金がない、どうしよう」の裏には、潜在的な本当の「困る」が隠されているということです。
結論を言うと、そこには過去のトラウマパターンが隠されていることが多いということ。自分が本当は何に対して怖がっているのか知っていきませんか?
お金がなくて困る・・・に隠された正体とは
お金がなくて悩んでいる人は「どうしよう。お金がない」と思って、その苦しさを何回も自分の頭の中で反すうして、さらに苦しんじゃっていると思います。
ただ、この「どうしよう」には裏があります。それをお伝えするためにシチュエーションを考えてみました。
- お金がない!やばい!どうしよう!
- 質問:お金がなくて何が困る?
- お金がなかったら、今月の家賃と光熱費を払えない!
- 質問:今月の家賃と光熱費を払えなかったらどうなる?
- 保証人(親)に連絡が行くかもしれない
- 親に連絡がいったら、「帰ってきなさい!」と言われるだろう
- そして実家でこっぴどく説教されるだろう
こんな感じで、「お金がなくて困る」っていうのは、質問を入れて自問自答し、どんどん掘り下げていくと、最後には別に意味で困ることになっている可能性が高いんですよね。
これは人によってもちろん違いがあります。人の悩みはそれぞれだからです。
例えば⑤の保証人(親)に連絡が行くかもしれないという場合でも、そのあとは「親が泣いてしまうかもしれない」という理由があるかもしれませんし、
親ではなく保証会社だったら、「会社に連絡が行くかも」と言うことが怖いのかもしれません。会社に連絡が行くと、同僚に家賃が払えていないことがバレます。
バレたら、プライドがめためたにされて、小っ恥ずかしい思いをするかもしれない。それが、怖いのかもしれません。
お金がない!→筆者の場合
ちなみに私の場合は、
- お金がない、なんかお金が怖い、どーしよ
- なぜお金が怖い?どうしてそう思う?
- お金がないとローンが払えない
- ローンが払えないと督促がきて親にバレるかもしれない
- 親にバレたら、両親揃って説教で袋叩きにされると思う
・・・とこんな感じでした。書いてて悲しいですね。
結局のところ私が怖いのって、「親にバレてしばかれる」っていうのが怖さの正体だって分かったんです。
なぜなら、私の親は、私が小さい頃なにかしらで周りとズレたことをやるたびに、「なんでみんなと一緒にできないの?!」と否定してきました。しかも両親揃ってです。
私が困った時、力になってくれた記憶はあんまりなくて。いつも、母親がヒステリー気味にキレて、それを父親にチクって、両親揃って私を説教で袋叩きにしてきました。
例えそれが正論だったとしても、まだ18歳以下の未成年だった未熟な私に、響くわけがありません。
今思えば、味方になって欲しかったと思います。みんなと一緒じゃなきゃいけない理由を言って欲しかったし、私も当時は困っていたので、「どうしたら解決できるか一緒に考えようか」と言って欲しかったです。
正体を知ってできること
本当の恐怖の正体を知って、今の自分にできることはなんでしょうか?
私の場合は、こう考えてみました。
- もし私の親が、袋叩きにするような親じゃなかったとしたら?
- 多分その場合、お金がないことを素直に打ち明けているだろう
- その時、きっと親はお金を貸してくれるだろう
この過程で話を進めると、つまり、完全に100%私自身が悪いとは言えないな。むしろ、お金を貸してくれる親は世の中にいっぱいいるわけで、私はその借りれない状況を苦しんで苦しんで、むしろ頑張りすぎじゃない?偉すぎじゃない?
と思ったんです。
もちろんローン自体は私が作ったものなので、私に責任があります。正当化するわけではありません。
ただ、自分一人だけをそこまで責める必要はないんじゃないかと思ったのです。
ローンを抱えて、なんて生産性のない人間なんだろう、みたいにずっと思い込んでいたので。
でも、正直言って、周りが助けてくれる環境を持っている人たちもいるわけです。
お金がない恐怖で1mmも動けなくなっちゃっている時、少しでも動けるように、今日できることを一つやれるように、「自分を責める」と言う選択肢をなくすためにも、恐怖の根っこを探るのは有効だと思います。
まとめ
お金がないという恐怖の本当の怖さは、実はあなたの中にある。「なぜ困るの?」をどんどん掘り下げて、自分の恐怖の正体を知ってみよう。
自分を責めると作業効率が落ちるので、今日やるべきことに手をつけられなかったりし、負のループにズブズブハマってしまう。そのため、例えば恐怖の正体が親だったら「貸してくれる親もいるのにうちの親は違う。この環境の中で自分はよく耐えている」と思うべき。そして、今日できることをやっていこう。
新しい視点を持って、自分と向き合ってみてほしい。
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