今年の6月に夫と離婚前提の別居をしています。
世間では離婚というとネガティブなものと見られがちですが、「前向きな離婚」があってもいいと思います。
離婚=ネガティブなものは周りから植え付けられた固定概念です。
「あの人離婚しちゃってこれからどうするのかしら、きっと不安よね」とか、色々言われますよね。
私もそれが怖くて、ごく親しい人にしか別居のことは伝えませんでした。
言えば絶対に「ご主人の浮気かしら?」「何かあったのかしら?」とヒソヒソされるのがわかったからです。
しかも、本当に心配してるのではなく、ただ話のネタにしたい、人の不幸を自分の蜜にしたいがために噂されるからです。
めんどいよね!!いちいち噂するなよ〜って思う。
このページでは「前向きな離婚」についてお話ししていきます。
離婚=悪いものと思わされてなかなか一歩踏み出せない方に、見ていただけたら幸いです!(少しでも背中を押せたら嬉しいな)
前向きな離婚とは?
離婚するとどうしても悪いイメージがつきまといますよね。
まず、「どうして離婚しちゃうの」と周りから聞かれることですね。「浮気」だとか「病気(依存症)」、仕事を辞めたなどの経済的理由が多いと思います。
離婚=問題ありきでするもの、という認識があるからです。
しかし前向き離婚は、「お互いより良い人生のために前進したいから」という理由で離婚します。
お互いより良い人生のために、とは?
例えば、日々過ごしていると向上心がわいてくることもありますよね。
- 学校に通いたい
- 仕事を変えたい
- 海外に移住したい
- 世界一周をしたい
- 一人暮らしをしてみたい
- もっと新しい経験をしてみたい
けれど、「夫婦」という契約ごとのせいで、これらの欲求が叶わないかもしれません。
世間ではまだ「夫婦はこうであるべき」という固定概念も強いですし、夫だけフラフラいない、妻だけフラフラいない〜みたいなことってなかなかできませんよね。
それに、パートナーが了承してくれるかも分かりませんし。
そういう「やりたいのに出来ないストレス」ってじょじょに溜まっていって、それが夫婦喧嘩に発展したりするんですよね。
実際に私も、やりたいことを2年以上我慢して夫婦生活を続けていて、それが態度に出ていたのか喧嘩することも多かったです。
生きていれば必ず人生のフェーズは変わってくる
結婚する時って「いかなる時も…生涯誓います」って言うじゃないですか。
でも、あれって本当?難しくないですか?
人って生きていれば必ず、学んで取り入れることも、相手とはズレていったりするじゃないですか。だから価値観もどんどん変わっていくんです。
たまたま価値観がズレない夫婦は生涯寄り添うのかもしれないけど、
価値観がズレたまま生涯を共にする夫婦って、苦痛以外のなにものでもないと思うのです。
スピリチュアルではよく「波動」を言われていますが、現実的に言うと、人との価値観なんですよね。見ているもの、聞いているもの、取り入れるもの、喋ること、好きなもの、嫌いなもの…。
いくら夫婦でも、だんだんズレていくこともありますよ。人間だもの〜。
前向きな離婚をするには?話し合いが必須
とはいえ、いくら価値観がズレていったとしても、「じゃあいきなりさよ〜なら」ってことはできませんよね。
「私、やってみたいことができたの!」って話すことから始める必要があると思います。
好きなことを了承してくれるパートナーだったら離婚する必要はないかもしれませんが、中には反対するパートナーも出てきますよね。
「新しいことをしたい!」という、新しいフェーズへの一歩を踏み出したいあなたと、
「自分と同じレベルでいてほしい」というパートナーの引っ張りがあるからですね。
前向き離婚は可能か?
私たち夫婦の例でお話しすると…
私たちは、夫のアルコール依存症が最終的な理由になり別居しましたが、そもそもお互い話し合っていたことがありました。
- お互い「結婚生活」というものに向いてなくない?
- 財布も別、収入もシェアしない。同居人に近いよね?
- 食事の内容や時間も合わず、お互い部屋から出てこないよね?
- もし別々に暮らして、たまに連絡をとる程度の仲ってよくない?
このような本音がポロリポロリと出始め、かといってなかなか離れられない…そんな状態が何年か続いたのち、私もイライラする日々が増えたし、夫のお酒の量も増えました。
そして最終的に「別居しよう」というふうに提案し、まるで磁石の対極になるようにお互い、離れていきました。
離れてみてからは、LINEで連絡をとる程度。仕事の話や、ご飯ちゃんと食べてる〜?などといった軽いもの。
ああ、こんなに気楽だったんだなって思いましたね。
私たちのように、「なんか夫婦生活って違うな…」と思ってしまうこともあるんです。
それなのに、「夫婦は一生だから」「世間からどうみられるか」なんて気にしていたら、お互いストレスで病気になってしまいます。(実際になりました)
お互い、なんだか波長が合わないというか、そういうフェーズに入っている時ってあります。
そういう時に、「もしかして…私たちって夫婦じゃなくてもいいかもね笑」とポロリと発言してみると、案外相手も「う〜ん。確かにそうかも!」と賛同してくれることも。
本音がポロリポロリと出る話し合い。これのおかげで私たちは離れることができました。
結局、我慢すると熟年離婚になるかも…
「夫婦は一生だから」「世間からどうみられるか」という理由で離婚を選択肢に入れないと、結局のところストレスが溜まり病気や喧嘩が増えます。
それに長年蓋をしてきたツケが、熟年離婚につながることもありますよね。
離婚はとても疲れるイベントごと。引っ越しも重なるため、体力が入ります。熟年離婚は結構きついはず。
だから若いうちから話し合っていた方がいいと思うのです。
夫婦は一生?古くないか?
夫婦といえど他人じゃあないですか。
しかも、人生長いんだから過ごしている間にお互いのやりたいこと、好みだって変わってきますよね。
多少のことは飲み込んで生きていくのでしょうが、あまりにも価値観がガラッと変わっていく(スピリチュアルでいう波動が変化する人)もいるわけで、だからこそ「間違った結婚をしたな」と思う人も出てくると思うのです。
波長の合わなくなった人と過ごすと、ストレスとなり喧嘩に発展することが多い気がします。(病気がちになるなど)
それって「夫婦関係を見直しなさい」というお告げなのかもしれないですよね。
一度きりの人生だし、今は3組に1組が離婚すると言われているくらい離婚率も高い世の中です。
夫婦としてのビジョンも大事だけれど、「自分はどうしたいか」という気持ちを忘れないでいきたいですね。
noteにもエッセイを書きました
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