私は数年間、「手放す」という作業をもくもくとやってきました。
「負の手放し作業」と呼んでいます。
10~20代はがむしゃらに増やしてきました。物でも知識でも経験でも。多分皆さんもそうですよね。
でも、30代にさしかかる頃、「生きづらさ」だったり、「こんな人生で本当にいいのかな?」といった葛藤が襲ってくるように。
そのとき、自分らしくないもの、違和感のあるものを手放していくことにしました。
手放していくと、負は解放されていくのですが、そのときに「好転反応」となって現れることがあります。
手放す=人生すぐに良くなる…と思いがちなのですが、負は連鎖しているものなので、いったん「好転反応」として強く出る場合があるんです。
今、「行動して結果出したはずなのになんか報われなくて辛い」という人は、好転反応が出てる場合があります。
必ず良くなっていきますので、あきらめないでください。
負を手放して感じたメリット
「負」とは、自分らしくないものです。
例えば、見栄で買ってしまっている物だったり、我慢して付き合う友好関係、仕方なくやっている習慣や固定概念などのことを言います。
私は数年前からコツコツ手放してきました。
- 物理的な物を手放す
- 「受け身」な自分を手放す
- 見栄や固定概念を手放す
- 違和感のあるものを手放す
これらを手放して感じたメリットがなかなかにすごいので、紹介させてください。
物理的な物を手放す
物理的な物は、「物」です。私はとにかくマキシマリストだったので、ものすごい量の物を抱えていましたが、現時点では100個くらいしか物を持っていません。
別にミニマリストを目指したいのではなく、私にとって物が少ないということが心地いいだけなんです。
物欲も減り、お金がかからなくなって、あんまり働かなくても生きていける状態がすごく最高!
「受け身」な自分を手放す
過去に夫はモラハラマンでした。
そんな夫が怖くて何も言えない日々が続いてたのですが、ミニマリストになって精神的余裕が出始めてから、言い返す頻度が増えました。
そしてある日、めちゃくちゃ怒鳴って言い返し、それをキッカケに夫はあまりモラハラしてこなくなりました。
その後夫は仕事の関係でアルコール依存になってしまい、現在は別居しています。(それでもLINEする仲ではある)
見栄や固定概念を手放す
昔の私はハイテクガジェット大好きの超見栄っ張り人間でした。(恥ずかしい)
お金もないのにローンして最新ガジェットを買い漁り、ドヤ顔していました。(恥ずかしい)
そのため、現在でも100万円ほどのカードローンが残っています。(過去の自分にゲンコツ入れたい)
そういう見栄を手放し、また、「テレビは一家に一台」「離婚は悪いイメージ」「仕事は辛いだけのもの」という固定概念も手放しました。
違和感のあるものを手放す
色々手放していくと、自分が暮らしていた環境にどんどん違和感が出てくるんですよね。
なぜアルコール依存症の夫と、苦しみながら一緒にいるんだろう?とか、毒親に人生踏み込まれても、言い返せないのはなんでだろう?とか、パワハラ受けながらやりたくもない仕事してるのなんでだろう?とか。
少しずつ手放す準備を始め、少しずつ手放していき、今ではほぼ全て手放せました。
お次に、好転反応についてお話ししていきます。これらを手放してどうなったのか、というところですね。
手放しで感じた好転反応
私の場合は、下記のような好転反応が出ました。
- 扁桃炎に頻繁にかかる
- 過食が辞められなくなる
- 原因不明の腹痛・下痢
- 鼻血がしょっちゅう出る
- 物がたくさん壊れる
- 形を変えた試練として現れる
これらが出た理由を深掘りしていきたいと思います。
体に出る好転反応の意味
体に出る反応は、心へのメッセージだと思っています。
- 扁桃炎に頻繁にかかる
- 過食が辞められなくなる
- 原因不明の腹痛・下痢
- 鼻血がしょっちゅう出る
例えばスピリチュアル界隈では、喉の病気は「言えないストレスがある」という意味があります。
確かに、私が扁桃炎にかかっていた時は、ちょうどミニマリストとして物を手放しまくっていた時。
物が多かった頃は気にも留めなかったことを、物を減らしたことで気に留めるようになり、それに対して意見できないことがジワジワを体を蝕んでいくように感じていたのです。
そう、これが「夫のモラハラ」のことです。
そのころは年に2回は扁桃炎になり、42度の高熱で救急車に運ばれたこともあります。
それから、過食も鼻血にも言えることですが、「ストレスがあった」ということなんです。
このストレスは今までも感じたかというと、気づかなかっただけ。じゃあなんで気づくようになった?と言いますと、やっぱり「物を減らす」という作業を始めてからなんですね。
物を減らす=今まで気に留めなかったことを気に留めるようになった=ストレスを感じる
ということです。
「自分を良くするためミニマリストになろう」と思わなければ、ストレスのある環境にまみれた自分が本当の自分です。しかし、ミニマリストになって一歩ステージが上がると、ストレスに気づくようになります。
そのストレスに耐えられない状態の時、好転反応が出るということになります。
つまり、良くなっていく過程で、今まで見えなかった悪いものが「目に見える」ようになり、
それをすぐに改善できない状態=好転反応が出る。ということ。
物事が良くなっていく過程に、必ずこのギャップ期間があるのです。
体は正直なので、このギャップ期間は体に強く出ます。
体験に出る好転反応の意味
体験も同じで、物事が良くなっていく過程に必ず現れます。
- 物がたくさん壊れる
- 形を変えた試練として現れる
私の場合はこの2つですが、例えば物が壊れることもひんぱんに起こっていました。
また、形を変えた試練として現れることもあります。
私の場合は夫のアルコール依存症→毒親、職場のパワハラ上司、とターゲットが変わったことでした。
手放したことで自分の意識が変わり、意識が変わったからこそ、その状態の自分に合わないものが「違和感」となって現れるんです。
試練は「改善しなさい。必ず人生良くなるから」というお告げでもあるんですよ。
好転反応を乗り切るには?
とはいえ、いくら物事が良くなっていく過程だとしても、辛いものは辛いです…。なんとか乗り切る方法はないのでしょうか?
- 過去の自分と今の自分の成長度を比較してみる
- 好転反応が終わった後の楽しいこと考えてみる
- とにかく息抜きする!ワクワクすることをやろう!
好転反応が起きるくらい、あなたは今成長しているということなんです。喜びましょう!
過去につけていたノートや日記なんかを振り返るのもおすすめです。(こんなことに悩んでたんだなあ平和だなぁ〜とか思ったりしますよw)→成長できているからですね!
私の場合は、今はとにかく「一人暮らし」が目標!
物件とか、一人暮らししたら何しよう!とかワクワクしています。ビジョンボードも作ったりして、乗り越え甲斐があるようにしています。
一番忘れがちなのが、息抜き。
好転反応を感じるほど強いストレスを抱えてきた人に足りないのは、心を癒すことです。そのため、遊びましょう!楽しくいましょう!ワクワクしましょう!
あなたが好きだと思えることはなんですか?つい笑っちゃうことはなんですか?
お笑いでもドラマでもゲーム漫画でも、お家でできることもたくさんありますよね。
私は「アニメ」にハマっています。
ホリエモンが「漫画は勉強になる」と言っているように、ドラマやアニメ、漫画とかってすごく道徳心が育ったりするのですよね。
息抜きをしながら道徳心を育てる…おすすめです。
(僕のヒーローアカデミアが面白すぎる。)
ぜひ、好転反応を乗り越えてください。めげちゃダメですよ。
まとめ
人生の「負」を手放す作業というのは、10~20代で増やしてきた「自分らしくないもの」を手放すという作業のこと。
その作業をしていると、好転反応が出ることがあります。
手放したことで自分の意識が変わり、意識が変わったからこそ、その状態の自分に合わないものが「違和感」となって現れる=好転反応
体に出る反応や、経験として出る反応です。
人生が良くなっていく過程には、必ず悪く落ちる瞬間(ギャップ期間)が存在するので、「このまま人生良くならないのかな…」と落ち込む必要はありませんよ!
意識をいい方に変えたのなら、人生は必ず良くなっていくもの。
めげずに頑張っていきましょうね。
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