生きづらさ・自分らしくなさを手放すための研究ブログ

母親が子供に自己投影するとこうなる(例あり)【辞めてほしい…】

HIIROO(mi)

アダルトチルドレンで育った私です。
今回は自己投影について書いていきます。

母親にされて嫌だったことを子供がわの視点で書いていますので、母親側の立場にいる人が読むと気分を害す場合があります。(戒めのために読むのはありかも)

目次

母親が子供に自己投影するとは?

自己投影とは、自分を何か別のものに当てはめて考えてしまう、ということです。

ここの例だと、母親が娘である私を、まるで分身のように感じて接してしまうこと。

一体なぜそのようなことが起きるのでしょうか。

それは、親が子供を育てる段階で、人間関係の中において一番密着しやすいからなんですよね。

子供がいない方は、パートナー(恋人や夫婦)という一番身近にいる人に密着しやすいですね。

中でも「母と娘」というのは、母が実際に自分のお腹から産み落とし、さらに同じ女性同士であることにより、密着しやすいのではないかと思われます。

母親が子供に自己投影した時に起こること

母親が子供に自己投影するとどのようなことが起きるのか?

実際に私が感じた事例とともにお話ししていきます。

  • 何かと口を出してくる
  • 持ち物や服装、趣味や口調などを真似する
  • 体に触ったり、暴力がある
  • 過干渉をしてくる
  • 言葉足らずである
  • 距離感が近い
  • 境界線がない

こちらの6つになります。

何かと口を出してくる

仕事、進路、恋人、住む場所、持ち物、食べるもの・・・・。子供に自己投影している母親は、ありとあらゆることに口を出してきます。

子供の人生は子供のもの(私たちの人生は私たちのもの)。それって当たり前のことなんですが、母親からすると、そう思えていない可能性が高いです。

まるで自分が第二の人生を歩むかのように、子供の人生全てにおいて口を出してきます。

例えば母親が子供の頃に叶わなかった夢を子供に託そうとしてきます。「私は小さい頃からバレリーナになりたかったの。だからあなたが代わりにバレリーナの教室に通ってね。」といった感じ。

母親自身ができなかったこと=それを子供の夢や目標に当てはめさせようとする

親の代わりを子供に務めさせる、ということですね。

もちろんこういう大きなものでなく、日常の些細なこと、例えば持ち物だったり、食べ物だったりにも口出ししてくるかと思います。

「お母さんが持ちたいものがあなたの持ちたいものよね。」「お母さんが食べたいものがあなたの食べたいものよね」といったように。

HIIROO(mi)

完全に自己投影しちゃってますね・・・

持ち物や服装、趣味や口調などを真似する

子供に自己投影している親は、子供の真似をします。

「子供は私の一部なので、一緒でないと落ち着かない」と思っているのでしょう。

それは無意識化で行われていたりするので、真似したい!と思って真似しているというよりも、気づいたらマネになっていた、と表現する方が正しいかもしれません。

HIIROO(mi)

母親自身に軸がなかったりする人も、子供の真似をしやすいと思います。

体に触ったり、暴力がある

私は小学校4年生くらいまで親と一緒にお風呂に入っていましたし、6年生になっても全身に塗るタイプの塗り薬を母親が塗ってくれていた、ということもありました。

子供はいつまでも子供だ、と思い、親が子離れできないと、「からだ」という大事なプライベートなものまで許してしまうことになります。

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また、私が一番びっくりしたのは、大人になってからの出来事です。

母と母の友人と私で会話をしている時、私が何気なく放った冗談(全く大したことのないこと)に対して、母親が私の頭をいきなり強くぶっ叩いたのです。(手のひらでバチーン!って感じで)

私はびっくりして何も言えず、見ていた友人も苦笑いを超えて「え・・・・?」みたいな神妙な顔をしていたことを覚えています。
今思えば、共依存状態で何も言えなかったのですが。

これも「子供は母親の一部である」と認識しているからこそできる技なのだと思います。

自分が痛みを感じたいわけではないが、他人でないからこそ容易く暴力を振るえる、という意味です。

過干渉をしてくる

自己投影している親は過干渉ももちろんしてきます。

子供は自分の一部であるから、その分身が何をしているのか、どこにいるのか、誰といるのか、何を考えているのか、気になって仕方がないからです。

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干渉的な親は、自分自身に不安や不満を抱えています。

言葉足らずである

子供に自己投影している母親は、言葉足らずであることが多いです。

例えばいきなり、何の脈略もなく「あれどこで買ったの」などと言ってきたりします。

子供は察して、(こないだ買ったあれかな)(この前話したあれかな)といって想像を膨らませ、「もしかしてあれのこと?」というふうに提示します。

けど、これって友人や職場の人と話す時はありえないですよね。「あれって何?」「それってどれ?」と言われてしまうからです。

「私の一部なんだから、私の考えが伝わって当然」と思われているから、できる会話なんです。

距離感が近い

これは物理的に距離感が近すぎる、という意味になります。

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私の母親の場合は、何でそんな近づいてくる?!?!ってくらいめっちゃ近くに寄ってきたりします。

普通の人って、「パーソナルスペース」というものがあるので、一定の距離を近寄ってこられるとすごく嫌な思いをするんですよ。

けど、それがないってことは、子供がそれほど自分の一部のように感じられているということです。

境界線がない

これは上に書いた、距離感が近すぎるっていうのにも似ています。

例えば、勝手に部屋に入ってきたり、シャワーを浴びていると知っているのに洗面所に入ってきたり、などですね。

でも、もしも「お客様」が部屋を使っていたり、シャワーを浴びていたとしたら、母親は絶対に開けませんよね?

ということは、相手を選んでやっている、ということになります。

母親から子供への自己投影、辞めさせるには?

親から自己投影されないためには、「自己主張」することがとても大事になってきます。

私はあなたと違う個体だよ。違う生き物だよ。違う人生を歩んで当然なんだよ。

ということを全力でアピールしていかなければなりません。

そのためには、それまで母親の意見を「ハイハイ」と思考停止で聞いていたことを全て、「自分の頭で考える」必要が出てきます。だから少し大変です。疲れます。

疲れますが、それが自分の本当の人生を歩む一歩になるのです。自分の人生は、責任は伴いますが自由で充実感のある素晴らしいものなんですよ。

最初は小さなものからでいいので、母親に決められてきたものを「自分で決める」ということをやってみてください。

まとめ

親は子供が一番身近で親しい関係であることから、子供に自己投影しやすいと言える。特に、母と娘は密着しやすい。

親に自己投影されると「自分の人生を乗っ取られている」と感じ、人生にやる気が出なくなる。

自己投影を拒むには、親に「私は私なんだよ」という主張を根気強くアピールしていく必要がある。

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