手放し続けて約10年。
「手放さないと入ってこない」という言葉が本当のことだなあと実感できたのは最近です。

今年(2024年)に夫も家も仕事も全て手放しました。
もし今「自分になんかできない」と思っている人がいたら、この記事を読んで「これだけ手放しても生きられてる人いるんだなあ」と勇気を持っていただけたら嬉しいです。
今年手放したもの
今年の自分の急成長度っぷりがやばい。 夫と別居して賃貸引き払って、自分と向き合いACの勉強して、筋トレとストレッチ継続し、そこからビジネス、マーケを学び、セルフブランド立ち上げる決心まで来た。 インプットで学ぶこと、徹底的に物を断捨離して、運動始めたのも大きかった。
ちなみに英語という選択肢も断捨離し、ついでに昨日パートの仕事も辞めてきた。 もう前しか見ていない状態。やるっきゃない。
https://x.com/hiro_tebanasou/status/1848579809892581559
私が今年に入って手放したものは、
- 夫婦生活(夫と別居)
- 賃貸生活
- インナーチャイルド
- 英語学習
- パートの仕事
- 今の自分に不要な物(物理的)
こんな感じです。
我ながらすごい手放しだったと、こうやって書いてみるとすごく実感できます。
「絶対に無理」って思ってたことなんですが、やってみたらできました。
夫婦生活の手放し&賃貸解約
何よりここがスタート地点でした。
夫はアルコール依存症の問題があり、2020年からの4年間ほど付き合って疲弊し、結果的に別居となりました。
振り返れば、辛かったことがほとんどでしたが、学びがあったことも事実です。
心理学を学べたこと、お酒との付き合い方、人との共感や思い、価値観…
これを手放せたのは、最後まで逃げずに向き合ってきた姿勢があったからだと思います。



不思議なことに、夫は今お酒をあまり飲んでいないとか。
早く逃げたい!と思っていたのに、逆に夫を手放そうとしなかったのは私の方だったのかも…(ガーン)
夫と別居したのち、賃貸も解約して実家に出戻りすることに。
- 夫と離れるなんて思っても見なかった
- 夫婦生活を手放せるなんて思ってもいなかった
- インテリアが好きだったので賃貸暮らしを手放そうなんて思えなかった
・・・こう思っていたけれど、全て手放したんです。
手放せないって思ってたことも、「絶対」とは言い切れないのだと実感しましたね。
インナーチャイルド
実家暮らしに戻った私ですが、ここで「親」との関係をみなおす機会に恵まれます。
親子関係には過去にも違和感はありましたが、実際に一緒に住んでみるとそれが大きくあらわになっていきました。
私の場合は、親が「毒親」だったことに気がついたということです。
そしていかに自分が、親の意見を中心にし、親に依存してきたか思い知ったのです。
アダルトチルドレンやインナーチャイルド、毒親の概念に気づいた時は本当に絶望の毎日でした。
一ヶ月以上、コツコツ向き合って、時には感情が爆発し、「大人の反抗期」として出たりもしました。



今でも完全に癒えたわけではありませんが、「もう良いかな」と思えるところまで来ています。
自分の生きてきた道を毒親のせいにすることはできないのだと思います。
毒親に苦しめられたことは消えません。ですが、毒親もまた不器用な人間なのだということも事実です。
「どちらが正解か間違いか」というジャッジメントを思考するのが一番辛かったです。しかし少し乗り越えてみると、別にジャッジするものではないなと思いました。
毒親によって生きづらさを構築されたことを事実として認め、それから先「じゃあどうする?」という判断を自ら下していくことが最善なのだと思います。



毒親が悪いんだから毒親に責任を取らせよう!と考えている段階では、前に進めません。
毒親が悪かったけど、それはそれで受け止めて、自分はどうするかを考えて生きていく必要があります。


英語学習とパートの仕事
実家に出戻りしてから少しだけ経済的な余裕ができたため、今までずっと辞めたいと思ってたパート仕事を辞めました。
パート仕事については、良い思い出もあれど、最後の方は「合わない」というフィーリングが勝り、それが思考や行動となったのか、とにかく空回りしていることが辛かったです。



無意識でチームが望まないことをしてしまって揚げ足を取ったり(本当はそんなことしたくないのに)、やたらと標的にされ怒られることも増えたり…。
「これ以上ここにいるとダメだよ」というメッセージとしか考えられないほど、違和感の連続でした。
辞めた後の不安よりも、このまま続ける方が不安が大きいのは間違いありませんでした。だから辞めても全く後悔はありませんでした。
「違和感がすごい」「空回りしすぎている」というのは、自分の心からのメッセージだったんだと思います。
英語学習も手放したよ!
職場に退職届を出しに行く日、偶然にも古紙(紙や段ボール)のゴミの日だったため、ずっと迷っていた英語関連のテキスト本を全て処分することにしました。
私にとって英語学習は、「やっておいた方がいい」という程度のもの。
単語帳にもすごいお金をかけたので、やらなきゃ損とも思っていました。
でもそれらって頭で考えていたことなので、心はちっともときめきません。いっそのこと、これを機に!と全て手放したのです。
過食と運動不足も手放せた
それからというもの、「過食」を手放せたのです。
アルコール依存の夫や毒親、ストレスフルな仕事をする中で、私の唯一の癒しが食べることでした。
でも根本から手放していったので、過食に頼ることはなくなりました。



この瞬間初めて、「ああ、過食って理由があってやってたんだな」とすごく実感しましたね。
過食をやめたら、勝手に運動も始めるようになりました。(ストレッチと筋トレ)
運動は過去に三日坊主しまくり。形から入って、すぐ辞める。
でもその続かない理由が「手放してないから」だとすごく実感できたんですよね。
だって、続けるものって我慢して続けようとするものじゃないんですよ。根本原因を取り除けば、勝手に続くようになるからです。
手放すと入ってくる


手放すと入ってくるという。その逆も然りで「手放さないと入ってこない」んです。
色々な本を読んでいると、成功している人ほど「何かを捨ててるな」ということも分かりました。
過去の私は、「ゲームしたり漫画を読みながらラクしてたくさんお金を稼いで周りにチヤホヤされたい」と思っていました。
努力なしで全てが手に入るっていう、究極の幻想に浸っていたんです。
でも今は、「何かを得るためには何かを手放す必要がある」と身をもって実感し、自分のビジョンのために取捨選択をしています。



もちろん息抜きに漫画とか読みますが、それが第一優先ではなくなりました。メリハリ大事ね!
自分が選択したことが未来につながっていると理解できると、ものすごく自由になれます。(責任もあるけれど)
時間は有限だし、気力もそう。人は全てのことを制覇しようとするけれど、人生においてできることって実はちょっとしかない。
でも、その「ちょっと」を自分の手で選び放題です。日本はいい国ですからね。
ちなみに、手放したのち見つかったのが「私が本当にやりたいこと」です。
最後に
夫も仕事も家も手放したっていうと、少なからず「ダメ人間」とか「逃げ」とか「可哀想」って言われます。
でも、そういう人こそ何も手放そうとせず、いつまでも嫌なものを持ち続けていたりするんです。
どっちが可哀想なのでしょうか?
もちろん、全く話し合いなどもせずに強制的に離婚したり、人の嫌がることをして自分の意見を押し通すことは、よくないことだと思います。
けれど、しっかり考えて手放していくことは可能です。
考えるのが嫌な人ほど逃げます。もしくは「逃げない」という選択肢をとる。それはある意味での逃げだと私は思います。
物や知識を増やせば増やすほど、重くなる。
https://x.com/hiro_tebanasou/status/1848580455920185794
それが豊かになると思い込んでいる人が多すぎる。
でも、徹底的に手放していって削ぎ落としていく方が、上手くいく。
もし私が今まで得たものを手放さなかったら、まだ不幸のど真ん中にいた。その状況にも気づけないまま、ね…。
私が皆さんに問いたいのは、
たった一度きりの人生ですよ。今のままでいいのですか?
ということです。
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