ミニマリストになり10年くらい経つ私です。
今は物100個以下で生活しております。
「増やしてナンボ」という世の中ですよね。お金はもちろんのこと、物や知識、経験、人間関係など…。
ただ、増やせば増やすほど豊かになれるって本当なのでしょうか?
それならば、たくさん働いてお金を稼いでたくさんの経験を得ている人はもれなく幸福ということになりそうですが、世の中を見ていると実際にそうでもなさそうです。
たくさんの物を得ようとすると、必然的に「自分らしくないもの」もくっついてくるからだと思うんです。
30代からはこの「自分らしくないもの」を削ぎ落としていくと人生改善につながります。
実際に、物、仕事、人間関係など様々な「自分らしくないもの」を手放した私が、気づいたことをこのページでまとめてみました。
- 現状が嫌だ
- 自分が分からない
- 人生を変えたいと思っている
30代女が色々な物を手放して悟ったこと
私は20代半ばからミニマリストになり、コツコツと物を手放し、今年の10月には夫と別居、仕事も退職し、賃貸も解約(今は実家暮らし)、親との関係も見直して執着は手放すなど、本当にたくさんの物を手放してきました。
この10年間で、「増やした」よりも「減らした」方が多かった気がしています。
私が手放したこと
- 物理的な物
- 仕事
- 人間関係
- 夫婦関係
- 生活環境
- 見栄・固定概念など
例えば、上記のようなものを手放してきました。
それぞれどんなふうに手放して、どうなったか紹介していきますね。
物理的な物
もともと超がつくほどのマキシマリストでしたが、20代半ばからミニマリストの良さに目覚め、約10年をかけてコツコツ減らしてきました。
おかげで夫も影響されて夫婦でミニマリストになり、余計な出費も抑えられていました。(引っ越し代も夫婦で2~3万円で済むくらい)
今は夫とは別居して実家暮らしですが、私だけの持ち物で数えると100個以下です。
- 物にかかる出費がかなり減った
- 物に対する強すぎるこだわりが減った
- 物のありがたみが分かるようになった
- 物に依存しすぎずに生きていけるようになった
物を減らすと出費が減るのはもちろんのこと、「これじゃないと嫌!」っていう強すぎるこだわりも減って、今は物のありがたみがすごく分かるから「使えるだけでありがたいなあ」という気持ちです。
また、テレビがなくてもないなりの楽しみを生活で見出せるようになったり、炊飯器がなくても普通の鍋でご飯を炊けたりと、サバイバル?スキルもアップしました。
仕事
嫌だった仕事を思い切って辞めることで、今後どういう仕事をして生きていきたいかということがちょっとずつ分かってきた気がします。
仕事しながらだと、どうしてもその日の「仕事嫌だなあ行きたくないなあ」という思いに追われてしまって、ゆっくり考える気力がわきませんから。
人間関係・夫婦関係
物理的な物を手放していくと、時間や心に余裕が生まれます。(物に費やしてきた時間が自分自身に向く感じ)
すると、「なんで嫌な人間関係を今でも続けているのだろう?」と疑問がわいてきました。
思い切って、LINEでしばらく話していない人や苦手な人を全て削除してみたり、苦手だった親戚や、家族までも避けるように生活してみたところ・・・
何これ、快適すぎない?!?!?!
そう。めちゃくちゃ快適になったんです。
また、私は夫とも別居しています。(離婚予定
)人間関係や夫婦関係を断ち切ることはできないと思っている人は多いと思います。けれど、やってみると案外できます。
夫とは現在、LINEでたまに連絡を取り合う程度の仲に!こういう距離感でもいいやって思えてすごく楽!
不満を抱えた状態で今後一生、過ごしていくってすごくストレスが溜まります。別に、家族だから、夫婦だからって、一生付き合っていかなきゃいけないか?と言われたら、別にそうじゃなくてもいいと思うのです。
- とにかく快適になった
- 減らせない人間関係は無いと気づけた
- 家族や夫婦でも「やっぱ苦手」という違和感を大事に考えられるようになった
- 自分に合う人間関係を求めるようになった
苦手な人を断ち切るまではいかなくても、会ったり話したり遭遇する回数を減らすだけでも快適になりますよ。
我慢して続ける人間関係を辞めると、自分に合う新しい人間関係を構築するようになりだします。
苦手な人と無理に関わる人生、もう辞めない?
生活環境
今年の6月に賃貸を解約して、実家暮らしになりました。
夫と別居して賃貸を解約するまでは、まさか自分がこんなことできるなんて思ってもみなかったので、自分でも驚いています。でも結果的にスッキリしました。
人はどこに住むか、どんな環境に置かれているかということに、とても影響されやすいです。
そのため、「ここにいる意味はあるのか」と少しでも違和感を覚えたら、引っ越しを検討してもいいかもしれませんね。
見栄・固定概念
ミニマリストのいいところは、物理的な物だけでなく精神的なものも手放すことができるところにあると思っています。
- みんなが持っているから
- 人より偉く羨ましく思われたいから
- これは絶対に持っていなきゃいけない
- 念の為、いざというときのために持っておく
こういった見栄・固定概念による、持ち物を捨てるにまで至れます。
「人がどう思おうとも、自分がどう思うかが大事!」と思えるからなんですよね。
現代はすごく誘惑が多いですし、マーケティングも巧みです。必要のない物でもあたかも「必要」と思わされて、買ってしまいますよね。
他人基準の買い物をやめられるだけでなく、こういったマーケティング誘惑にも強くなれますよ。
自分らしくないものを手放した先にあるもの
「自分らしくないもの」を手放していった先には・・・
自分と向き合える時間が作れる
という恩恵が得られます。
海外では「ギャップイヤー」という制度があるのをご存知でしょうか?
つまり、自分と向き合う時間を作っているのですね。
ところがこれは日本ではありません。
物心気づいた頃には幼稚園、小学校、中学校、高校…そして受験、大学、就職…と、目まぐるしく生活が変わっていく中で、いつ自分と向き合う時間なんて作れたのでしょうか?
無理ですよね
「自分」を考える暇がなかったからこそ、「自分らしくないもの」まで手に入れてきてしまって、気づけば身動きが取れなくなっているのではないでしょうか。実際に私もそうでした。
だから、皆さんには「余白」が必要なんです。
余白獲得のために、自分らしくないものを手放していき、時間と心に余裕を与えなくてはなりません。それが人生を変える一歩なのだと思います。
人生を変えるには、今まで築いてきたものを手放すこと
例えば下記のような悩みがあったとしますよね。
- 現状が嫌だ
- 自分が分からない
- 人生を変えたいと思っている
これらは全て、自分と向き合う時間が取れないと解決できません。また、自分らしくないものを持ち続けていては、これも解決することはできないと思うのです。
現状が嫌なのは、具体的にどういうことが嫌なのか?その「嫌なもの」を手放すことはできないか?
自分が分からないのは、自分と向き合う時間や気力がないことが問題ではないですか?自分と向き合う時間を作るには、何を手放すべきだろうか?
人生を変えたいのなら、「普段と同じ行動パターン」を手放すべきではないか?
人は何かを変えようと思った時、資格を取ったり物を買い足そうとしがちですよね。でも、本当に必要なのって「手放す」ことだと思うんです。
例えば、ダイエットしたい!と思った時、ダイエット食品や本、器具などを買い込んだり。
でもさ、「太る原因を断とう」っていう考えが大事じゃない?
いい物を増やしていくよりも、悪いものを手放していった方が、思考もクリアになるし、より具体性が増すのではないでしょうか。
まとめ
人生を変えるためには、「手放す」という行為が何より大事だと思います。
実際にありとあらゆるものを手放してきた私が出した結論です!
いいことを増やすことよりも、悪いものを断ち切ってみる。すごく大事なことなのではないでしょうか。
自分らしくないものを手放していけば、おのずと心や時間に余裕ができますよ。すると不思議なことに、自然と「考えるべきこと・やるべきこと」が見えてきたりします。
「人生ってか自分を変えたいけど、何から始めたらいいのやら…」と悩んでいる方がいたら、ぜひ「自分らしくないことを手放していく」をやってみてください。
むやみやたらに資格を取ったり、生活の質を上げるガジェットを買い漁るよりも、よっぽど効果的だと思います。
一度きりしかない人生なので、自分にとって良い人生になるように変えていきましょう。
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