生きづらさ・自分らしくなさを手放すための研究ブログ

大人の反抗期は自分の世界観を守るための時期【踏み込まれたくない気持ち】

このページでは、大人の反抗期について記載しています。

なぜ大人が反抗期を迎えてしまうのか?という理由と、その対処法。

また、「特定の家族だけ許せない」といった場合も、大人の反抗期の特徴です。

あなたは今、「自分の世界観を作るため」の大事な時期にいるのです。

目次

大人の反抗期ってどんな?

  • イライラする、悲しくなる、気分の浮き沈みが激しい
  • 特定の家族を避けたくなる、顔も見たくない、話すのが苦痛
  • 子供のように不機嫌を抑えられない、子供っぽい振る舞いをしてしまう

大人の反抗期ではこのような症状が出ます。

反抗期は子供の頃に出せなかった感情が、積もって出てくるもの。

だから、子供っぽいような「不機嫌」「ふてくされ」「察してほしい」という気持ちも出ます。

また、誰にでもではなく、特定の家族にだけ嫌悪感が出ることもあります。

どれも子供の頃に正常に出せなかった感情が渦巻いて出てくるものです。

大人になってから反抗期が出る理由は?

反抗期は子供の頃だけのものではありません。

子供の頃、きちんと反抗期を迎えなかった人が、大人になった時に反抗期を歩むことがあるのです。

子供の脳は未発達であり、その成長過程において、誰しも反抗期を通るもの。

しかし、親が反抗期を理解せず、反抗を許さない過程だった場合、子供の反抗期は失敗します。

子供の頃、うまく反抗させてもらえなかったことはありませんか?例えば、

  • 子供の反抗(イライラなど)以上に、親がイライラしている(親が自分の怒りをコントロールできていない)
  • 反抗するとそれ以上の力でねじ伏せられた(論破される、怒鳴りつけられるなど)
  • 親が反抗できないくらいひ弱だった(泣いたり謝ったりして罪悪感を誘うなど)
HIIROO(mi)

私の家庭は①と②でした。

特定の家族だけが嫌な理由

大人の反抗期中に、特定の家族だけ嫌な場合、それはあなたが身を守っている証拠なのです。

例えば、母親とだけ顔を合わせたくない、顔もできれば見たくない、無意識に避けてしまうなど。

他の家族には普通に喋れるのに・・・と思いますよね。

その家族は、「毒」を持っていませんか?

あなたは、その毒から自分を守るために、その家族を避けているのです。

大人の反抗期の克服方法

大人の反抗期の改善法としては、「インナーチャイルドを癒す」必要があります。

大人の反抗期が出る理由が、「子供の頃に正常に出せなかった感情が渦巻いている」からですね。

しかし、インナーチャイルドを癒せと言われも、いろいろなやり方がありますし、癒えるまでに時間もかかります。

なので、大人の反抗期で辛い思いをしているのなら、反抗期の症状とうまく付き合っていきながら乗り越えるという方法がベストです。

反抗期の症状とうまく付き合う方法は?

  • 自分と対談する
  • 心に従って好きなことをする
  • 特定の家族となるべく顔を合わせないようにする

自分と対談する

どんな時にどんな気分になるのか、そういうのをノートに書いて「自分分析」をしていくのもいいでしょう。

自分分析ができると、対処法にも繋げられます。例えば、

自分分析の例

親に食事のことを聞かれるとイライラする→子供の頃、何でもかんでも聞かれたことを思い出すからイライラするんだな。詮索されているようで嫌だったんだ。→食事について聞かれたくないと主張してみる。(作戦A)言えそうになかったら、無視してみようかな。(作戦B)これでまずは様子を見てみよう。

対処法がすぐに見つからなくても、「書く」という行為は、自分の気持ちを客観的に見れるのでおすすめです。

心に従って好きなことをする

大人の反抗期は特にイライラしやすいもの。

そんな時、どんなことならイライラを紛らわせやすいですか?

HIIROO(mi)

私はヒーローもののアニメが好き!それを見ている時は落ち着いていられる。スポーツ観戦もいいね。

子供の頃に夢中になったものでもいいですし、大人になってから「タイパ・コスパ」などを気にしてできなかったことを、あえてこの時期にやってみませんか?

  • ゲーム
  • 漫画
  • 映画・ドラマ
  • フィギュア・プラモデル
  • Youtubeやお笑い
  • 創作活動(絵、小説、漫画)

お家の中でできることもたくさんあります。

大人になるとどうしても、「こんなことやっても意味がない。時間がもったいない」と感じてしまいます。

けれど、自分を癒す時期は必要なこと。「遊んでる」「サボってる」と思わずに、「自分修復」の期間だと思って、精一杯遊んでみませんか。

特定の家族となるべく顔を合わせないようにする

大人の反抗期は、子供の頃の反抗期よりもはるかに複雑なもの。

特定の家族、(母親だけ、父親だけ、兄弟だけ)に反抗が強く出る場合があります。

そんな時、真正面から衝突しようとせずに「避ける」を徹底してみてください。

  • 生活の活動時間をズラす
  • 話しかけられても、「はい」「いいえ」「分からない」で応答する
  • 関わってこられようとしたら「ちょっと気分が優れなくて」と避ける

子供の頃だったら「うるせえババア!」などと言えたかもしれませんが、大人になるとそうはいきません。

毎回衝突するのも体力がいります。そのため、なるべく「避ける」は有効です。

大人の反抗期は自分の世界線を守っている

どうして、大人になって反抗期が出てくるのだろう…と不安になりますよね。

「普通、大人ならこんな反抗しない」「こんな子供っぽい態度、情けない」「自分だけがおかしいのか」などと思っていませんか?

大人の反抗期はあなたのせいではありません。子供の頃、しかるべき時に反抗させてもらえなかったことが原因なのです。

大人になって迎えたこの反抗期は、あなたにとって必要な時期です。

今まで抑圧されてきた「子供の感情」を認め、そして出していく時です。

それは、あなたがこれからどんな新しい自分になっていくのか、「自分だけの世界観」を作っている時です。

そんな時、「踏み込まれたくない」という気持ちが湧いて当然なんです。

「子供の感情」という弱い部分をさらけ出すのは勇気がいること。「子供の感情をまた踏み潰されないように」必死になっているからです。

「あなたはまだ子供のままなのよ」と、あなたを引き戻そうとする人が必ずいるのです。

そんな人を回避しながら、あなただけの大切なあなたの世界観を守り抜いてください。

まとめ

大人になっても反抗期は出るもの。

その原因は、子供の頃に反抗させてもらえなかった環境によってできるのです。

大人の反抗期は、子供のような幼稚な態度(「うるせえ!」「ババア!」など)で出せなくなる分、より複雑さを増しています。

大人の反抗期はインナーチャイルドを癒す方法がありますが、「反抗期とうまく付き合いながら乗り越える」方が簡単です。

  • 自分と対談する
  • 心に従って好きなことをする
  • 特定の家族となるべく顔を合わせないようにする

をやってみてください。

「こんな子供っぽい自分が情けない」と思わないこと。原因は、子供の頃に健全に反抗させてもらえなかったことなのですから。

大人の反抗期中は、「踏み込まれたくない」という気持ちが強く働きます。

それは、あなたが今「自分だけの世界観」を作っている最中だからです。

あなたはこれまで「反抗できなかった自分」「子供の頃に抑えていた感情」を手放していき、新しい自分になろうとしているのです。

なので、大人の反抗期をネガティブなものだけと思わないでください。

むしろ成長している証拠だからです。

きっと乗り越えて、新しい自分になれるよ!

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 「てばなそう」ブログを拝読させて頂きました。
    いつも楽しく読ませて頂いております。「てばなそう」で母性愛と父性の違いを学び、アニメのどハマり、絵描き活動の趣味で投影しちゃう場面も多かったし、共感する面が多いです。
    自分の言いしれない感情や不足感のニーズの正体に気がつき、16歳〜19歳で再び反抗期が来て、大人の反抗期チックな反抗期だった。
    母性愛と父性の関係性、親子関係の問題であったとより理解を得ました。

    母性愛の癒しがようやく最近になって終わりはじめ、年上男性出演のドラマやアニメを見まくっています。
    高校生時代で仮面ライダーにどハマりし、どハマりの理由も父性不足だったんだなぁと思います。
    母性愛の知識、父性の知識の勉強に興味・関心を抱きました。

    • ベルモットさん
      コメントと、いつもブログを読んでいただいているとのこと、ありがとうございます。
      大人の反抗期は、自分の今まで培ってきた世界観(親の価値観が強いです)を手放していくときで、アイデンティティクライシス(自己崩壊)が起こりやすいです。
      そんな時に、夢中になれることがあるとそれが癒しにつながるようです。(アニメや絵を描くことなどですね)
      大人の反抗期に、子供の頃に満たされなかったであろうニーズを満たしてあげることが重要なんですよね。
      今までとは違った自分が現れてきますから、「自分は一体どうしてしまったんだろう」とか、周りからも不審に思われることが少なくないです。でも一時的なものですので、焦らなくても大丈夫なんです。
      母性の学びが終了すると、母性からの旅立ちの時が来ます。それが父性です。よく父親が登場しないアニメが多々ありますが、「母親から巣立ち、父親を探す」という過程が、より人間を成長させる自然なことだからです。
      自分の癒しや成長のステップを踏み直すことで、自分や周りの人との関係性が変わっていき、結果的に生きやすさにつながってくると思っています。

      最近このブログを更新していなかったのですが、あれから4ヶ月、さらに自分なりに学び、気づくことがたくさんあり、「てばなそう」ブログをより進化させて「自分育て直しプログラム」というものを作ろうと思っているところです。
      なのでなかなか更新がなくてごめんなさい。
      またいつでも気軽に訪問していただけると嬉しいです。

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